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コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~シリアルコード印字編

シリアルコードを印字する

自分でDLカードをデザインする際に最もややこしくて悩みどころなのが、シリアルコードの印字。一枚一枚に違うシリアルコードを印字しなければならないので慣れてないと少し戸惑いますが、基本である「差し込み印刷」さえ押さえれば非常に簡単です。

使用ソフト

3M エーワン商品対応のラベルソフト「ラベル屋さん」を使っていきます。
残念ながら、Web版は動作が重いのと差し込みが使いにくいのと動作が重くて動作が重いので、ダウンロード版を使っていきます。

ラベル屋さん9 ダウンロード

リシアルコードラベルの作製手順

差し込み印刷とは、シリアルコードのような1枚1枚違った文字を印刷したい場合に使う機能です。今回はラベルシールに印字し、ポストカード等に貼付けできる形で説明していきます。

1.シリアルコード、QRコードのダウンロード

まずは、注文したconcaカードのページから、シリアルコードとQRコードのコードを取得します。

2.テンプレートのダウンロード

差し込み印刷の詳しい説明 ラベル屋さん9 オンラインマニュアル を参照してもらうとして、まずはHeruheru3で使っている差し込み印刷を設定したテンプレートを使って説明します。なお、対応ラベルは 「エーワン ラベルシール プリンタ兼用 24面 22枚 72524」 を使っています。

zipを展開してみると、以下のファイルが出てくるはずです。

  • serial_label_sample.lcx … ラベルファイル
  • serial_code_sample.txt … 解説用のサンプルシリアルコードテキスト

3. 差し込み設定

ラベル屋さんで serial_label_sample.lcx を開くと、以下のようなシールレイアウト画面が出てくるので、「差し込み」ボタンを押します。

「読み込み」ボタンから、 差し込むテキストファイルの選択を行います。

読み込み時に今設定されているデータを書き換えてよいか聞かれるので「はい」

コンカで発行したシリアルコードのテキストファイルを選択します。

読み込み対象の指定を聞かれるので、 「←全選択」 ボタンを押すと

「パスコード」の列にシリアルコードがひも付きます。

「読み込み」ボタンを押すと、それぞれ違うシリアルコードが設定されました。

左上の「編集面選択」に、読み込んだシリアルコードの数だけカードが出来上がります。数枚確認して、それぞれ違うシリアルコードが表示されていればOK!

4. ラベル面の編集

あとは、以下を自分の作品の情報に書き換えれば完了です。

  • 写真集タイトル
  • ダウンロードURL
  • ダウンロードURLのQRコード(手順1でDLしたQRコード)
  • ダウンロード期限
  1. コスプレ写真集のDLカードを作ろう 〜DLカードはいいぞ編
  2. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~conca注文編
  3. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~シリアルコード印字編
  4. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~配布データ作成編
  5. おまけ:ポストカードを作るには

コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~conca注文編

concaでDLカードを作る

concaで製作可能なDLカードは「コードオンリープラン」と「カードプラン」の2種類があり、用途や予算によって使い分けます。

コードオンリープラン

シリアルコードのみを購入し、媒体は自作するスタイル。
例えば、ポストカードを別途作成し、そこにシリアルコードを印字したシールを貼付ける場合など。
他にも以下のようなものが媒体として考えられるかも

  • ポストカード
  • ブロマイド・写真
  • チェキ
  • 冊子
  • サイン色紙
  • DVDスリムケースに同梱

などなど、つまりなんでも良いのです。
DLカードの本体はシリアルコードなので、それを何に貼付するかが同人アイデアの出しどころになります。

カードプラン

カードの作成まで行うスタイルです。
カードデザインを行うだけで、concaがカード作成まで行ってくれます。
質感などは、実際に無料サンプルを取り寄せてみるのが良いでしょう。
印字は非常に綺麗でカードの質感も高く、ついでにダウンロード解析などのオプションも無料でついてきます。
少々値段は張りますが、デザインや写真編集に専念したい方はこちらがオススメ!

DLカード プランを注文する

今回はコードオンリープランでの注文について説明します。
細かい情報はコードオンリープランの説明を参照しつつ、
まずはコードオンリープランの注文画面に行きましょう。

コードオンリープランの注文

コードオンリープランの注文画面

ミニマムな構成で100枚注文するとして上から説明します

  1. 発行するシリアルコード件数
    • 実際にダウンロードカードとして発行する枚数
    • 100枚作るなら100コードを指定
  2. 配信URL
    • 作品のシリアルコード入力時のURL
    • 複数作る場合でも同じ名前を使ってOK
    • 一意になる名前、例えばサークル名の”heruheru3″で固定するなど
  3. 配信ファイルの有効期限
    • いつからいつまでをDL可能機関とするか
    • 開始日をイベント当日にしてしまうと、事前にダウンロードのテストができなくなってしまうので注意!
    • 注文日と同じが良いと思う
  4. 配信するファイル数
    • pdfのみなら1つでOK
    • 増やすと倍々で金額が上がるので少なくする工夫が必要
    • pdfのみか、pdf+zipにするかで考える
  5. 配信する1ファイルごとの容量
    • こちらも増やすと倍々で金額が上がるので自分に必要な容量で確保する
    • 1ファイルごとなので、ファイル数が増えたから容量を倍にする必要はない
  6. ダウンロード解析オプション
    • 日付ごとのDLカウントが出てくる
    • が、頒布した時点で頒布数がわかっているので、そこまで解析する意味はないかもしれない
  7. コメントフォームオプション
    • 1シリアルごとに1回コメントを出せる機能
    • 有効にすると面白い感想がもらえるかもしれないが、Twitterでももらえたりするので必要に応じて
  8. QRコード簡単アクセスオプション
    • QRコードを撮影すると、シリアルコードを入力することなくダイレクトにDLページまでたどり着ける機能
    • 当然QRコード画像が注文コード分くるのだが、残念ながら差し込み印刷に使う「ラベル屋さん9」ではテキストの差し込みは可能だが、画像の差し込み印刷ができない
    • 画像の差し込みを自前で組もうとするとかなり面倒なので、おとなしく印字されたシリアルコードを入力してもらうほうが良い
  9. お知らせメールオプション
    • 配信ファイルが追加更新時や、期限切れ前に利用者にメールで教えてくれる機能
    • おそらくメールを登録してDLする人はいないので不要

まとめると、コード数を必要分、配信URLはサークル名、ファイルは1個512MB、オプションは全部不要でOK。

請求内容確認

上記の条件で注文時の請求内容

おそらく、上記のように1980円(税抜き)になるはず。
とりあえずはこれだけあればDLカードを作ることができます。
よさそうなら発送先や支払い情報を入れて決済しましょう。

マイページで注文の確認

マイページに行くと、先程注文したコードオンリープランのページを見ることができます。このページからタイトルや内容説明、DLするファイルを設定すれば配信の準備は完了です。

  1. コスプレ写真集のDLカードを作ろう 〜DLカードはいいぞ編
  2. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~conca注文編
  3. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~シリアルコード印字編
  4. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~配布データ作成編
  5. おまけ:ポストカードを作るには



コスプレ写真集のDLカードを作ろう 〜DLカードはいいぞ編

ダウンロードカードとは?

近年、 ダウンロードカード(以下DLカード)はゲームや音楽、書籍などでは当たり前になりましたが、個人発行の同人写真集は 2019年もまだCDがメインです。
しかし、時代の変化でPCからCD-ROMドライブがなくなり、更にはスマホがメインの世代も到来しており、もはや同人であってもCDでの頒布は限界が来ています。
…という時代背景の中、同人界隈でも使いやすいDLカード作成のサービスが出てきましたので、実際にDLカードを作成・頒布した経験をもとに一通りの流れを解説していきます。

DLカード製作サービス「conca」

ダウンロードカードの製作サービスである「conca」を使っていきます。

concaのおすすめポイント

  • 国内のサービスで支払いも日本円
  • ファイルやシリアルコードの管理はすべてconca任せでOK
  • サービスの選択肢が多く、ミニマムなら2000円程度から始められる
  • カード作成まで代行してくれるプランもあり、見栄えの良いカードを簡単に作ることもできる。(100枚15,580円~)
  • データのダウンロード状況の可視化や、メール通知のオプションもあり
  • 配布形式の制限が少なく、様々なファイル形式を登録可能
  • 最低でも512MBの容量がもらえるので、今までCDで作ってた人は十分な容量
  • 購入した人は面倒な登録などは 特に不要で、QRコードからDLページに飛んでシリアルを入力するのみで写真集をダウンロードすることができる

ダウンロード販売との違い

BoothやDL.Getchu などはダウンロード販売であり、オンラインで購入までが完結するシステムです。
一方でDLカードは、DLカードという実態のあるモノを同人イベントの場で頒布することが目的です。
配布するデータは同じですので、DLカードで作ったpdfをDL販売にも利用することも可能です。

DLカード頒布 vs CD頒布

DLカード頒布とCD頒布の頒布を比較整理してみましょう

DLカード頒布CD頒布
費用
(100枚作成時)
・サービス利用料 2000円
(コードオンリープラン)
– 100コード
– 1ファイル
– 512MB
– 解析オプションなし
– コメントオプションなし
– お知らせメールオプションなし
– QRコードコード簡単アクセスなし

・媒体用ポストカード 100枚 2300円
(スプリント ポストカード両面フルカラー)

・シリアル印刷用シール 700円
(エーワン ラベルシール)

計 約5000円
・CD-R 100枚 1800円
(三菱ケミカル製CD-R)

・スリムケース 100枚 2500円
(サンワサプライスリムケース)

・表紙 100枚 2200円
(スプリント A4 片面フルカラー)
・レーベル印刷用のインク100枚分 500円くらい?

計 約7000円
作業量ポストカード作成
写真のpdf化
シリアルコードの印字
シリアルコードの貼付け
concaへのアップロード
表紙作成
レーベル作成
中身の作成(人によってはhtml組んだり)
CDを焼く
レーベル印刷
ケースへの表紙詰め
CD詰め
箱詰め

たまにCD書き込みはたまにミスるし焼き忘れたりするしケースに入れ忘れもする
レーベル印刷は基本1枚ずつ手差しで時間もかかる
利用環境PC、スマホ、タブレット
ただし、ネット環境必須
通信量発生
CD-ROMドライブの付いたPC
(スマホ閲覧は一旦PCにとりこんでから転送)
閲覧環境スマホはiOS、Androidともに標準アプリあり
PCはAcrobat ReaderなどのPDFビューアー
もしくはpdfから画像抽出
PCで標準の画像ビューアー
ブラウザで見てくれることはほぼない
利用期限最長3年
(コンカ仕様)
なし
(ただしある日突然読めなくなることも無くはない)
中身の閲覧買った直後に見ることが可能
シリアルの入力がちょと面倒
お家に帰ってパソコン開いてCDセットしてから

搬入
楽々
ポストカード100枚でもコミック1冊程度
超大変
手で持ち込みは200枚が限度
カート必須
もしくは事前搬入
その他必要な機材とくになし
レーザープリンタがあれば、ポストカードに直接シリアルコードを印字できて便利
CD-Rドライブ or デュプリケータ
(使いすぎると死ぬ)
レーベル印刷可能なプリンタ
(使いすぎると死ぬ)
もりもり消費するインク
(互換インクでもそれなりの出費)

整理するまでもなく、費用はもちろん制作労力の面でもDLカードが楽です。
もう徹夜でCDを焼いたり、レーベルを諦めて真っ白なままだったり、会場でギリギリまでケースに詰めたりという悪夢から開放されます。イェア!

実際に作ってみよう

  1. コスプレ写真集のDLカードを作ろう 〜DLカードはいいぞ編
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  3. コスプレ写真集のDLカードを作ろう ~シリアルコード印字編
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  5. おまけ:ポストカードを作るには